病気のデパート [病気]
平成20年に恩師が骨髄異形成症候群が原因による肺炎で亡くなってから
病院・病気から離れられない
病気は時間・お金をかけて、痛いおもいをし家族にも本当に負担になる
新年には今年は誰も病気にならない、年にしたいと初詣にも行くのだが・・・
がん・軟骨肉腫・筋萎縮性側索硬化症(ALS)に新たに下記の病気が追加された
自然気胸・急性胃腸炎・帯状疱疹・尿管結石だ
身内が病気になれば、当然どんな病気か勉強するのでそれはそれでいいのだが
3年間に手術の立会いが6回
医療機関に払った金額で車一台分は簡単に買えそうだ
高額医療費で負担が減るといっても、自己負担の金額はあるわけだし
病気のため保険適用外の治療を医師から薦められれば、断ることは難しい
当然、保険適用外の治療は高額医療費の対象外となる
医療費破産になりそうだ
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神経内科の病棟とは・・・・ [病気]
岳父が入院しているのは精神内科である
他の病棟との違いは
・歩いている患者さんがいない
・とても静かである
・但し、奇声をあげ続ける患者さんがいる
・ベットに拘束されている患者さんがいる
・お見舞いの方の表情が暗い
都下の救急病院の神経内科病棟なのでまだよい
実父が転院した埼玉県K市にある精神科の病院のことだ
まず外来で診察を受けるが、内科のように混雑していた
病んでいる方があまりにも多いのにまず驚いた
今の時代は生きるのが大変なのだなあー と実感した
そして入院する病棟に入ったとたん足がすくんだ
ます病棟は精神の病気によって分けられていた
実父が入院した病棟は2階でエレベーターに乗らないと行けない
入り口でインターホンで看護士さんを呼んで内側からあけてもらわないと入れない
子供たちの周りに患者さんが集まってきてしまい
子供たちは二度とお見舞いに行くことができなかった
中の様子はびっくりすることばかりだった
初めて行った時はかなりショックだった
雰囲気に長時間耐えることができない
本当に患者さんも家族もとてもつらい思いをしなくてはいけない
病気は嫌だ
タグ:病気
胃瘻したのに・・・・ [病気]
岳父は人口呼吸器をつけて、胃瘻をして一安心と思っていると、呼び出しが
栄養剤が内臓のどこからか、もれておなかに充満して熱が上がっていると
緊急オペして、おなかにもれたものを掻き出さなくては
命の保障はないと、消化器外科の先生から話が
結局腸に損傷があり、そこから漏れていた事がわかる
栄養剤を入れる前に、CTとかで腹部の検査をしないのかと疑問に思う
深夜一時過ぎに無事完了
結局このオペのため、体が一段と動かなくなったような気がしてしかたない
本当に悪いことが続くものだ
ICUに一日だけいることになった
在室時間も厳しく制限されていた
家内の叔母がお見舞いに来てくれたのだが、雰囲気に負けず
ICUの隅にあった、機器で身長・体重を測っていたのには負けた
終末期医療に関して [病気]
人口呼吸器を装着され、胃瘻で栄養を摂取している姿を見て
何とも言えない複雑な気持ちであった
自分は絶対なりたくないという事は確かだ
生きるということを本当に考えさせられ
尊厳死という言葉が思い浮かんだ
元気な時から、家族に自分がこういう状態になったらどうしてほしいと言っておくことが大切だ
どういう医療を受け、どういう葬儀をしてほしいかなど
夫婦共々、日本尊厳死協会より、尊厳死の宣言書(リビングウイル)を出力し署名し
後を長男に託して、仏壇の引き出しに入れてある
家族に説明し臓器提供カードにも署名して、普段持ち歩いているが
高校生の次男だけは、家族全員の賛成がないと
臓器提供されないのを知っていて反対のようだ
考え方は人それぞれだから、しかたがない
タグ:尊厳死
胃瘻を作り、ALSスピードアップ? [病気]
胃瘻とは胃と体表が瘻孔(穴)によってつながっている状態のことだそうだ
経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)によって、簡単に作られてしまう
胃瘻栄養の場合にも誤嚥性肺炎は起こるが、経鼻栄養に比べて起こりにくく
起こっても軽症ですむという傾向があるとのこと
リハビリ訓練も行いやすく、介護者の負担も軽くなる
などといったメリットばかりの説明があったらしい
胃瘻栄養剤にも、いろいろな味があるのには、驚いた
患者が味わうことができないので、必要のないような気がするが
かくして、岳父は人口呼吸器と胃瘻という状態に入院後、10日ほどでなってしまった
意識はあるが、反応が悪くなってきた気がする
ALSの進行スピードが早くなった気がして仕方なかった
胃瘻栄養を初めてすぐに、深夜に病院から呼び出しが・・・・・・・
タグ:ALS
人口呼吸器の装着までの経過 [病気]
ALSの確定診断とともに球麻痺が出てきた
話しにくくなったり、食べ物を飲み込みにくくなるといった症状だ
かき氷しか食べられないようになってしまう
水分補給が十分でなくなり、急患で病院へ
点滴をしたが、そのまま入院となる
数日後、誤嚥性肺炎の原因となるので
家族同意のもと気管切開され、気管にカニューレを挿入される
この時点で話すことはできなくなった
そして、家族が呼ばれて人口呼吸器をつけるかどうかの確認
医者は本人に 人口呼吸器着けていいですね?
と聞いたら、首を振って承諾したと・・・・・・・・・
家族には人口呼吸器をつけることを前提での話があったそうだ
というのは、その場に岳父の妻・長男・長女・長男の嫁・長女の夫(わたくし)がいたが
医者が説明室に呼び入れたのは妻・長男・長女だけであったからだ
良くなったら外すこともある、なんて言っていたが
この病気ではそんな事あるはずがないのに、手順といい説明といい納得できない事であった
当然、点滴だけなので栄養がということですぐに胃瘻の話がでてきた
時は少しも待ってくれない
ALS(筋萎縮性側索硬化症)???? [病気]
東日本大震災の時、岳父は元気で症状もなかった
4月、首がまっすぐできず前に傾く感じになる
誰もが年だからと(その時は78才)・・・・・
接骨院で治るのではないかと、軽く考えていた
どうしても症状が緩和されず、医者を転々と
今まで受診した、乳腺外科・整形外科と違い
神経内科????
心に悩みを抱えた方が受診する所と思っていた
6月には病院で確定診断が
ALS?????
筋萎縮性側索硬化症?????
病名すら知らなかった
調べてみると、ルー・ゲーリックにクイズダービーの篠沢教授の名前が
ALSは、脳や末梢神経からの命令を筋肉に伝える運動ニューロン(運動神経細胞)が侵される病気で
難病の一つに指定されていると
体のどの部分の筋肉から始まってもやがては全身の筋肉が侵され、最後は呼吸の筋肉(呼吸筋)も
働かなくなって大多数の方は呼吸不全で死亡すると
たったひと月後には人口呼吸器をつけ、胃瘻をするとは
家族のだれも、予想していなかった
抗がん剤の副作用 アントラサイクリン・ドセタキセル [病気]
抗がん剤の副作用には種類によって大きな差がある
この数ヶ月、副作用の本人も家族も悩まされた
アントラサイクリンの時はとにかく吐き気がすごかった
吐き気止めの、座薬をもらいなんとか乗り切ることができた
当然髪の毛、眉毛も全て抜けてしまった
そしてドセタキセルのときは免疫が1週間程度でガクンと落ちる
症状としては関節の痛み・爪が痛い・歯茎が痛い
とにかく全身が痛いようだ
吐き気も少しあるようだ
そして一番困ったのが味覚障害だ
主治医から免疫をあげるためにどんどん食べてといわれているが
味覚障害のため、何を食べてもおいしくないらしい
亜鉛も飲んでいるが、あまり効き目はない
そのせいで最近横になっていることが増えた
免疫がなかなか上がらず1週間点滴をずらすことになった
ガンと闘うことは本当に大変だ
乳ガンの手術とセンチネルリンパ節生検 [病気]
手術は正午開始
手術室までは徒歩で行き、自動ドアの前でお別れ
難易度の低い手術との説明であったが、家族としてはやはり不安
娘と病棟の待合室で待つこと2時間
予定時間を過ぎても終わらないず、結局1時間のオーバー
時間がかかるといいことはないものだが・・・
脇の下に管を挿入され、ストレッチャーに乗せられ病棟へ帰ってきた
その姿を見たとき思わず泣きそうになってしまった(娘は泣いていた)
センチネルリンパ節生検の結果、リンパ節に2箇所転移あり(残念)
リンパ節を郭清したため、傷は20cm程度
あまりの大きさにショックを受ける
入院は手術の前日にし、6日間で退院となる
乳房温存法の方は手術の翌々日には退院していった
センチネルリンパ節生検は保険適用外とのこと(来年から保険適用となるらしい)
費用は全部で30万強かかったことになる
入院中は医師より詳細の説明は無く、退院後の1回目の通院の時に説明があるとのこと
長い闘いの開始だ
乳ガンの手術前の検査 [病気]
母親をガンで亡くして、家内はと思っていたが
細胞診の結果、乳ガンと確定したのが4月末
手術日は5月26日に決定したが、手術前に多くの検査がある
以前は入院後していたとのことであるが
①血液検査
②尿検査
③心電図
④MRI検査
⑤CT検査
⑥骨シンチ検査
だいたいはこんな所であった
そして術前麻酔科との打ち合わせや手術についてのオリエンテーション(説明会)と
本当に慌しい日々であった
ガンが一箇所でなく、複数あるため右胸全摘になると話があった
リンパ節には転移していないことだけを願っている
転移していると、副作用の大きい化学療法(抗がん剤)となる可能性が高くなる
手術前の検査だけで8万程度の費用がかかった
やはり大変な病気である
タグ:乳ガン